もんじんさま
モンジンサマ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 不動講が仰ぐ神で、原因不明の重い病にかかった子を、託宣と水垢離を経て快方へ導いたと伝わる。
- 細部
見島の不動講に連なる家で、ある子供の腹部が理由もなくにわかに膨れ上がり、診療所を訪ねても病名すら判明しないまま、症状は日を追って重くなっていった。ちょうどそのころ、不動講の初代講元のもとに「モンジンサマのもとへ参るように」という託宣が下る。言われるままモンジンサマに参詣すると、今度は「Y・Mという家を訪ねよ」との託宣を受けたため、その家を訪ねてみると、まさにその家の子供が重い病にかかっていたのだった。
祈祷を行っても病状はなお悪くなる一方だったが、紙縒りを用いて子供の口に水を含ませたところ、それまで弱っていた腕の血管に確かな脈が戻った。Y・Mの家族は神のおかげだと喜び、講元に言われたとおり一週間にわたって水垢離を行い、垢離が明けるころには子供の容体も持ち直したという。
- 広まり方
- 2002年の『山口県史 資料編民俗1 民俗誌再考』所収、長谷部八朗「離島生活と病気-見島・宇津村民における病因観と治病行動-」に記録がある。
- 地域
- 山口県萩市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ