しがちょうのけむりにもばけぬもじな
志賀町の煙にも化けぬモジナ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 人に化けて紛れ込むという獣で、正体を見破ろうと青葉を燻しても人の姿のまま化けの皮を現さなかったという。
- 細部
- ある家に母親が二人いるように見えたため、家族は片方が獣の化けたモジナに違いないと疑った。正体を見破ろうと、松や杉の青葉を集めてきて火にくべ、その煙で燻し出そうと試みた。獣が化けた姿はけむたい煙にさらされると耐えきれず正体を現すと信じられていたからである。ところが煙を浴びせても、二人の母親はどちらも変わらぬ人間の姿のままで、最後までモジナの正体を現すことはなかったという。
- 広まり方
- 1958年の『加能民俗』所収、長岡博男「河童駒引譚・その他」に記録がある。
- 地域
- 石川県志賀町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ