もちごめ
餅米
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 奉公人を火に投げ入れて死なせた家では、以後餅米が赤く染まって餅がつけなくなったという。
- 細部
- ある家で正月の支度に餅米をふかしていたところ、その番をしていた奉公の女性が居眠りをしてしまった。腹を立てた主人は彼女を火の中へ投げ込み、死なせてしまう。それからというもの、この家では餅米をふかすたびに米が真っ赤に染まり、餅をつくことができなくなったという。正月に餅をつかない、あるいは門松を立てないという禁忌の由来として語られてきた話で、家に刻まれた加害の記憶が年中行事の欠落という形で残されている。
- 広まり方
- 1989年刊『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の口頭伝承編、伝説の章にある禁忌に関する伝説の項に収められている。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ