ごてんばのろくそさんもちいみ
御殿場の六祖さん餅忌み
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 小田原へ直訴して処刑された六祖さんの首が通った日にちなみ、その子孫筋の家では餅をつくのを忌む。
- 細部
- 江戸時代、年貢の減免を小田原へ直訴して処刑された六人の義民は六祖さんと呼ばれる。その系譜にあたる家では12月28日に餅をつかない習わしがあり、これは処刑された六祖さんの首が運ばれる途中、箱根の山道にさしかかったのがちょうどこの日で、その頃家の者がついていた餅が血に染まったと伝わることによる。御殿場市印野本村の勝間田イットーでも、正月にあたるセッキに餅をつくのを嫌い、災難を招く、病が流行る、餅に血や生首が混じるなどといって、小正月を過ぎるまで餅つきを控えていた。同じ勝間田イットーでは、元旦の早朝以外に餅をついてはならないともいい、時期を外れたオモッセに餅をつくと血が混じるとして忌まれていた。
- 広まり方
- 1993年刊『静岡県史 資料編24 民俗2』所収、竹折直吉「餅忌正月と御霊信仰」にまとめられている。
- 地域
- 静岡県御殿場市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ