みずごい
水乞
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 白川町では、馬に水を与えなかった下女が死後に水乞となり、渇きに苦しんで夏毎晩「雨降れ」と鳴くという。
- 細部
- 白川町に伝わる話では、ある家に仕えていた下女が、その家で飼われていた馬の世話を任されていたという。主人から毎晩のように馬に水をやったかと念を押されていたにもかかわらず、下女はこれを怠り続け、とうとう馬は水を与えられないまま死んでしまった。まもなくその下女自身も亡くなるが、生前に馬へ水を与えなかった報いとして天罰が下り、水乞という存在に生まれ変わったのだという。この身になると、たとえ雨粒が千粒降ろうとも口にできるのはそのうちのわずか一粒だけとされ、常に喉の渇きに苦しむことになる。そのため夏になると毎晩「雨降れ」と鳴き続けるのだと伝えられている。
- 広まり方
- 1940年の『民間伝承』に掲載された林魁一「岐阜県蘇原村の伝説」に記録がある。
- 地域
- 岐阜県白川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ