みやじまさま
宮島様
国内
未確認生物
- どんな話か
- 清盛が求婚した宮島の女神は、正体が大蛇であったため清盛は舟で逃げ、のちに熱病で亡くなったという。
- 細部
- 清盛が安芸国を治めていたころの話である。清盛は、宮島に鎮座する女神に心を寄せ、妻になってほしいと願い出た。すると女神は、一日のうちに千畳もの畳を敷けるほどの家を建てられたなら望みをかなえようと答えた。天子の血を引き不思議な力を宿すという清盛は、この難題をやすやすと成し遂げてしまう。約束どおり妻となるはずだった女神であったが、その本当の姿は大蛇であった。恐れをなした清盛は舟に乗って逃げ出し、大蛇となった女神が追いすがったものの、潮の流れが逆巻いたおかげでどうにか逃げきることができたという。のちに清盛は、沈みかけた日を呼び戻したことの報いを受けて高熱の病にかかり、体が黒く焦げたようになって亡くなったと語られている。
- 広まり方
- 1930年の『旅と伝説』に掲載された宮本常一「周防大島」に記録がある。
- 地域
- 広島県廿日市市
- 年代
- 平安時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ