みさきさま
ミサキサマ
国内
未確認生物
- どんな話か
- ミサキサマは心残りのまま死んだ者の亡魂とされ、祈る神ではないものの海に面した場所に祀られている。
- 細部
- ミサキサマとは、思い残すことがあったままこの世を去った人の魂を指す呼び名である。本来ならば人々が願いをかけて拝むような神格とは性質が異なり、ありがたく崇める対象というよりは、扱いに気をつけるべき霊として意識されてきた。それでも粗末にはできない存在として、海の先端にあたる場所にささやかな祀りの場が設けられ、静かに祀られている。船に乗って沖へ出る者たちにとって、こうした亡魂への畏れと弔いの気持ちは、日々の暮らしと隣り合わせのものであった。
- 広まり方
- 1940年の『ひだびと』に掲載された、瀬川清子「海の人々(二)」に記録がある。
- 地域
- 大分県臼杵市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ