おおずののきしたにまつるみさき
大洲の軒下に祀るミサキ
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 非業の死者は成仏できずミサキとなるとされ、各家が軒下に小さな棚を設けて供物を捧げた。
- 細部
- この地方では、事故や災難など尋常でない死に方をした者は成仏できないと考えられ、そうした霊をミサキと呼んだ。放置すれば災いをなす存在であるため、各戸は軒下に小さな棚をこしらえ、そこへ芭蕉の葉を敷いて、盆に設ける精霊棚と同じ品々を供えた。家の内ではなく軒先という境界の位置に場所を用意する点に、迎え入れつつも一線を引くという扱い方が表れている。無縁の死者への対処が、家ごとの日常的な作法として定着していた。
- 広まり方
- 1985年の『伊予の民俗』に載る佐々木正興「伊予の妖怪変化」に収められている。
- 地域
- 愛媛県大洲市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ