みろくさん
身禄さん
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 生計のためだけに身禄派を名乗った御師の家は必ず祟りでつぶれ、信心があれば派閥を問わず栄えるという。
- 細部
- 富士吉田の御師の間には、身禄さんをめぐる厳しい言い伝えがあった。御師とは富士講の信者を案内し祈祷を行う家々のことだが、その中には信仰心からではなく、単に生計を立てる手段として身禄派を名乗る家もあったという。そうした下心のある家には身禄さんが必ず祟りをなし、やがて家がつぶれてしまうと語られていた。一方で、光清派であっても身禄派であっても、浅間様への信心が本物であれば、その家はきちんと栄えるのだとも言われている。派閥そのものよりも、信仰に対する内面の誠実さこそが問われているという教えが、身禄さんの祟りという形で語り継がれてきた。
- 広まり方
- 1985年の『あしなか』に岡田博が寄せた「仙元様のお怒り」に記録されている。
- 地域
- 山梨県富士吉田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ