みのむし
ミノムシ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 琵琶湖の沖で舟から見える淡い光で、手で払うと金粉のように散る、水に沈んだ者の魂だとされる。
- 細部
- 三月の未明、沖へ出ていた舟の上でひとつの光を見つけ、手で払ったところ、細かな粉をまいたように光が散ったという。別の語りでは、丸小船で藤ヶ崎沖を進む間に点々と灯るものが現れ、払うとあたり一面がぎらぎらときらめいたが、目を凝らしても何も見えず、飯野浦が見える辺りまで来るといつのまにか消えていた。古老はこれを、水に沈んだ人の魂が浮かび出たものだと説いた。同じものに出会った者は他にもいたと語られている。
- 広まり方
- 1980年の『近畿民俗』所収、中村芳三『塩津浜逸話集』<その一>と、1993年の『民俗文化』に載る粕渕宏昭「蓑火の怪―伊香郡西浅井町―」に記録がある。
- 地域
- 滋賀県長浜市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ