みみきりぼうず
耳切り坊主
国内
未確認生物
- どんな話か
- 妖術を使い反乱を企てた僧が王子に耳を切られて絶命し、以来その邸には耳切坊主の霊が出て男児が育たなくなったという話。
- 細部
- 黒金座主という名の僧が妖術を操って邪教を広め、密かに反乱を企てていた。これを警戒した大村王子は、自分の妾に呪をかけて信者に見せかけ、黒金座主のもとへ参詣に行かせるという策をとった。ところが黒金座主は妾の美しさに目がくらみ、術を使ってかけられたまじないを解いたうえで、彼女を犯してしまう。この事実を知った大村王子は黒金座主を呼び出し、油断した隙をついてその耳を切り落とした。黒金座主はこの傷がもとで命を落としたが、それ以来、大村御殿には耳切坊主の幽霊が現れるようになったという。さらにその祟りのためか、大村御殿の家系では男の子が無事に育つことがないのだと語り伝えられている。
- 広まり方
- 1958年の『ひでばち』所収、中村亮雄「首里の童謡」に記録がある。
- 地域
- 沖縄県沖縄市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ