いいだのみこしをいいあてるにゅうどう
飯田の見越しを言い当てる入道
国内
未確認生物
- どんな話か
- 森の夜道で小坊主から膨れ上がる怪だが、見越したぞと言い当てると大きくなれず消えた。
- 細部
- 隣の集落へ抜けるには村外れの大きな森を通るほかなく、その道を夜に行くと坊主の姿をしたものが現れた。最初は背の低い小坊主だが、見上げているうちにみるみる伸び上がり、驚いた者から持ち物を巻き上げてしまう。そこで小坊主に出会ったら、みこしの入道と名を呼ぶか、お前より先に見越したぞと声をかけるとよいとされた。先手を取って正体を言い当てられると背を伸ばせず、そのまま消えてしまうという。やがて道を行く誰もがこの文句を口にするようになり、稼ぎを失った怪は他所へ移っていったと語られている。
- 広まり方
- 1989年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』第十二編口頭伝承、第三章世間話の妖怪、みこしの入道の項による。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ