みこ
神子
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 宿を断られた神子が殺され、拒んだ家に祟ったため若宮を建てて鎮めたという吉田町の御霊譚。
- 細部
- 吉田町に伝わる御霊の話である。旅の神子が村を訪れて一夜の宿を求めたが、家々に断られ、そのうえ何者かの手にかかって命を落とした。やがて宿を拒んだ家に災いが続くようになり、これを神子の祟りと見た人々は、若宮と呼ぶ小さな社を建てて霊を祀った。宿を貸さなかったという不作法が祟りの原因として名指しされている点に、旅の宗教者を迎える作法が村の側の義務と考えられていたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1985年の『伊予の民俗』所収、佐々木正興の伊予の妖怪変化と、1983年刊行の『愛媛県史』第五章第三節の一、同じ佐々木による御霊信仰の記述に見える。
- 地域
- 愛媛県宇和島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ