みけのろうびょう
三毛の老猫
国内
未確認生物
- どんな話か
- 老婆が飼っていた三毛猫が美しい娘に化けて江戸で遊女おけさとなり、正体を見た船頭を空へ攫ったという伝説。
- 細部
あるお婆さんに長年かわいがられていた三毛の年老いた猫が、ある日ふっと姿を消したという。入れ替わるように美しい娘が現れ、自分は三毛だと名乗った。それからほどなくして、江戸の深川におけさと名乗る遊女が現れ、その歌う唄が「おけさ節」として大流行するようになる。ところがある夜、おけさのもとへ遊びに来た船頭が、夜更けに人の姿をした大きな猫が食べ残しの魚の骨をむさぼり食う姿を目撃してしまう。
誰にも話さないよう口止めされた船頭だったが、翌朝にはこらえきれず話してしまった。すると突然大きな黒雲が湧き起こり、その上に乗った巨大な化け猫が船を襲い、船頭を空高く巻き上げると、そのまま雲の中へ姿を消してしまったという。
- 広まり方
- 1984年刊の『新潟県史 資料編23 民俗2』所収、浜口嘉寿夫による伝説の記録に基づく。
- 地域
- 新潟県佐渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ