みかわりばあさん
ミカワリバアサン
国内
未確認生物
- どんな話か
- 子守りをした老女が荒神へ団子を供えた由来を持ち、串団子を屋根へ挿して祀った。
- 細部
- 川崎の各地では、この老女をミカリバアサマとも、末尾を変えてミカワリバアサマとも呼んできた。囲炉裏端で子どもたちの世話をしていたとき、火傷をさせてはならないと案じて土穂の団子を作り、荒神様へ供えたのが起こりだという。そのため十月の三隣亡にあたる荒神の祭日には、団子を三つずつ篠竹の串へ刺し、屋根の棟に五串を挿しておく習わしになった。一方で、失った三人の息子を探そうと松明を掲げて家の周りを巡るうちに、自分の家を焼いてしまったという痛ましい筋も語られている。
- 広まり方
- 1957年の『民俗』所収、小島珱礼「三隣亡のこと」と、1977年の『神奈川県史 各論編5 民俗』所収、神奈川県企画調査部県史編集室による事八日の項に記録がある。
- 地域
- 神奈川県川崎市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ