よこはまのかなんをふせぐみかりばあさん
横浜の火難を防ぐミカリ婆さん
国内
未確認生物
- どんな話か
- 一つ目で欲深い老女の神とされ、火難を避ける団子と目の多い籠で迎え撃った。
- 細部
- 十二月一日に訪れる神で、始末の神とも呼ばれ団子を搗いて供えた。鳥山町では、この日をハナヨゴレの朔日と称する。老女は口に火をくわえており、土に落ちた米粒まで拾い集めるほど欲が深いため、その火で家が燃えないよう団子をこしらえて備えるのだという。目が一つしかないので自分より目数の多いものを嫌う。そこで八日には笊や通しを棟に上げ、あるいは戸口へ挿しておいた。田尾町では屋根の上を通りながら家を睨んでいくと言い、同じく籠を屋根へ出す。三保町では佐江戸へ向かう途中に恩田川の落合橋の下へ落ちてしまい、それきりその方角へは行かなくなったと伝える。
- 広まり方
- 『ひでばち』1959年の大谷忠雄「ミカリ婆さんの伝承」と、1977年刊『神奈川県史 各論編5 民俗』第六編信仰生活の俗信の章に採録されている。
- 地域
- 神奈川県横浜市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ