つきよだいらのひとつめこぞう
月夜平の一つ目小僧
国内
未確認生物
- どんな話か
- 真っ暗な草原で先に立ち、提灯より明るい光で家まで導いてくれたという一つ目の童。
- 細部
- 語り手が子供だった頃には誰もが知っていた話だという。大屋の村から急な坂を登りきると月夜平という草原が開けており、闇の中でそこだけがぽつりと明るい。見ると小さな男の子が一人立っていて、その目は提灯よりも明るく光っている。引き寄せられるように後ろをついていくと、少年のまわりだけが照らされ、気がつくと自分の家に着いている。少年はにこりと笑って消えてしまう。同じ体験をした者は決して少なくなく、人々はこれを月夜平の一つ目小僧と呼んでいた。害をなす怪異ではなく、夜道の案内役として語られている点が印象的である。
- 広まり方
- 1987年刊『長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承』第12編口頭伝承、細川修・松本清人による世間話の章に収められている。
- 地域
- 長野県東御市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ