にくづきめん
肉付き面
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 蓮如上人を慕う嫁を懲らしめようとした姑が鬼女の面をつけたところ顔から外れなくなり、悔い改めて面が離れたという話。
- 細部
- 蓮如上人が吉崎に滞在していた時期、毎晩のように上人のもとへ足を運んで参詣する若い嫁がいた。これを快く思わなかった姑が、脅して参詣をやめさせようと鬼女に見立てた面をかぶって夜道で待ち構えたところ、思いがけずその面が顔から取れなくなってしまう。困り果てた姑は上人のもとを訪れて己の行いを詫び、ようやく面は顔から外れたと伝えられる。この一件にまつわる面と称するものは、願慶寺をはじめ吉崎近隣の複数の寺に伝わっており、どれが本物かをめぐる争いも起きているという。
- 広まり方
- 1984年刊『福井県史 資料編15 民俗』所収、藤本良致「お面様のお祭り」に記録されている。
- 地域
- 福井県あわら市
- 年代
- 室町時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ