まつやまのたぬききかんしゃ
松山の狸機関車
国内
未確認生物
- どんな話か
- 松山の東雲神社に住むとされる狸が、それまでの坊主や提灯お化けの姿から機関車の姿に化けるようになったという明治時代の言い伝えで、松山に滞在した夏目漱石も俳句に残している。
- 細部
- 松山城下にある東雲神社の毘沙門堂に住むと伝えられる「毘沙門狸」は、それまで大きな坊主(高坊主)や提灯お化けの姿に化けて人を驚かせていたが、鉄道が開通した明治時代になると機関車の姿にも化けるようになったと語られている。俳人の柳原極堂も若い頃に道後温泉からの帰り道でこの偽汽車に遭遇したと伝えられ、松山に滞在していた夏目漱石もこの噂を耳にして俳句に詠んだとされる。狐や狸が汽車に化けるという「偽汽車」の一類型であり、鉄道という新しい技術に対する当時の人々の受け止め方をよく示す話とされる。
- 広まり方
- 松山の地域の言い伝えとして口伝され、夏目漱石や柳原極堂の逸話とともに郷土史・民俗学の文脈で紹介されている。
- 地域
- 愛媛県松山市(東雲神社)
- 年代
- 明治
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ