まつとむじな
まつと狢
国内
未確認生物
- どんな話か
- 産婆のまつが呼ばれて狢の出産を助け、反物と銭の礼を受け取ったが、朝には毛と椿の葉に変わっていたという小千谷市の伝説。
- 細部
- 小千谷市に伝わる話では、まつという産婆のもとに、お産が近いので来てほしいという頼みが舞い込んだ。まつが求められるまま出向いた屋敷で無事に出産を助けてやると、礼として反物と銭を渡された。ところが一夜明けて確かめてみると、まつの体中には狢の毛がびっしりとくっついており、受け取ったはずの銭はいつのまにか椿の葉っぱに姿を変えていた。産婆として呼び出された相手が人間ではなく狢であり、礼の品もその場限りの化かしに過ぎなかったという、化かされ話の典型的な形を伝えている。
- 広まり方
- 『高志路』(1961年)掲載の高橋実「真人貉」に記録がある。
- 地域
- 新潟県小千谷市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ