まつもりじょう
松森城
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 水の手を教えた老人が政宗方の勝利後に祟りで死んだといい、正月に折れた門松を落城の吉兆と読み替えて攻め落とした話。
- 細部
- 松森城は別名を鴻ノ館ともいう。国分盛重が拠っていたこの城を伊達政宗が攻めた際、入沢乙から水を運んでいると村の老人が漏らしたのを政宗が聞きつけて水の手を絶ったが、城方はそれでも水を流して馬を洗って見せかけていた。ところが、その水に見せかけた米に鳥が群がり集まったことで、水がないという計略が見破られてしまった。折しもその日は正月三日で、政宗方の陣で門松が折れるという出来事があり、家老たちは不吉な前兆だから城攻めを見合わせるべきだと進言したが、政宗は「松が折れたのは松森が落ちる吉兆だ」と解釈し、一気に城を攻め落としたという。なお、水の手を教えたあの老人は、その後祟りを受けて命を落としたと伝わる。
- 広まり方
- 出典は『宮城縣史 民俗3』(1956年)の伝説「屋敷・城館の部」。
- 地域
- 宮城県仙台市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ