きょじゅのおきな
巨樹の翁
国内
未確認生物
- どんな話か
- 何度伐っても元に戻る三本の巨木を、木の精を名乗る老翁の知恵を借りてようやく伐り倒したという。
- 細部
- 金澤村の折合の瀧には、五葉の松と栗の木、セノ木という三本の巨木が茂っていた。枝葉が生い茂って景観を損なうため伐り倒すことに決まったが、いくら斧を入れても次の日にはすっかりもとの姿に戻ってしまい、一向に作業が進まなかった。困り果てていたところ、山中で出会ったセノ木の精を名乗る老翁から知恵を借り、ようやく伐り倒すことに成功する。ところが栗の木は倒れる拍子に大洪水を引き起こし、その勢いで下流の角端まで流されて水をせき止めてしまった。村人が慌てふためく中、川上から大石が転がってきて、栗の木を真っ二つに割ったという。
- 広まり方
- 1922年の『土の鈴』所収、佐々木喜善「巨樹の翁」に記録がある。
- 地域
- 岩手県大槌町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ