まと
的
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 馬乗渡しの神事で那須与一役が射た的を手にした部落はその年豊作となり、祀れば火災除けにもなるとされる。
- 細部
- この地に伝わる馬乗渡しという神事では、那須与一に扮した射手が馬上から矢を放ち、そのあとに残された的を誰が手にするかということに、見物する人々の関心が集まる。周辺の部落にとっては単なる余興ではなく、この的を手に入れることができた部落は、その年は豊かな実りに恵まれるといわれており、田畑の実りを左右する縁起物として大切に扱われてきた。さらに、手に入れた的をそのまま粗末にせず大切に祀っておくと、火災を防ぐご利益までもたらしてくれるとされており、ひとつの的に豊作と防火という二重の願いが込められている。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗1』神楽・舞踊の舞楽・延年の項に記録がある。
- 地域
- 宮城県栗原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ