ましょうのこども
魔性の子供
国内
未確認生物
- どんな話か
- 炭焼きの子マンは煙を食べる姿を見られてから家に戻らず、後に異形の姿で人には戻れないと語った。
- 細部
- 海陽町の炭焼きの家に、マンという名の子どもがいたという。親は毎朝この子を連れて炭窯に通っていたが、マンは炭焼きの仕事場には行かず、いつも川で魚を捕って過ごしていた。ところがある日、マンは親よりも先に炭窯へ入り込み、そこで立ちのぼる煙を食べているところを見られてしまう。それ以来、マンは二度と家に帰ってこなくなったという。数年後、親は土佐の山中で異形の姿に変わり果てたマンに再会する。マンは「母の体を借りてこの世に生まれたが、自分は魔性のものであり人間とともに暮らすことはできない」と語り、人を見ると食い殺したい衝動に駆られてしまうからと言い残して、そのまま山の奥へ入っていったと伝えられている。
- 広まり方
- 『民俗採訪』1979年、国学院大学民俗学研究会「徳島県海部郡宍喰町」に記録されている。
- 地域
- 徳島県海陽町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ