まもの
魔物
国内
未確認生物
- どんな話か
- 道で出会うと呪文で退けられるとされる魔物と、三味線弾きに化けて赤子の魂を狙う魔物の話が比川に伝わる。
- 細部
- 与那国島比川に伝わる魔物にまつわる話は複数残っている。一つは、道を歩いている最中に魔物に出くわした際、手を広げて行く手をふさぎ「おまえは生き者か死に者なのか、われは山奥の虎だ」と三度唱えれば姿を消すというもの。もう一つは、祝いの席で三味線の弾き手を務めた女を別室から見ていた妻が、その正体が魔物であることを見抜いて夫に忠告した話である。宴のあと、女は墓場の門番と赤子の魂を奪う方法について話し合っており、夜になって実際に赤子を取りに来たが、村人たちが一斉にくしゃみをしたことでかろうじて難を逃れたという。
- 広まり方
- 1977年の『名古屋民俗』に掲載された伊藤良吉「沖縄・与那国島比川の説話(1)」に記録がある。
- 地域
- 沖縄県与那国町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ