あまのくろいとよけ
海女の黒糸避け
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 海女が着物の裾に黒糸を縫い付けるのは、白い色をした魔物に間違えられないためだという。
- 細部
- 海に潜る海女は、着物の裾にあえて黒糸を縫い込んだ。海中の魔物は白い姿をしていると考えられ、海女がそれと見誤られて災いに遭わないための用心だった。鳥羽市千賀・堅子の民俗をまとめた皇学館大学郷土研究会『郷土志摩』(1970年)に、この習わしが記録されている。志摩の海女はほかにも、手ぬぐいや磯ノミの柄へ五芒星形のセーマン、格子形のドーマンを付けた。トモカヅキなどの海中の怪異を避けるための呪的な服装習俗である。
- 広まり方
- 皇学館大学郷土研究会による志摩・千賀および堅子の民俗記録(『郷土志摩』1970年)に見える。
- 地域
- 三重県鳥羽市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ