なかがわのすいししゃへのまものよけ
中川の水死者への魔物除け
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 水死者を葬るとき、魔物が取り憑かないよう棺の上にすり鉢をかぶせて埋めた。
- 細部
- 戸外で不慮の死を遂げた者の葬り方には、家で亡くなった場合と異なる手順があった。水に落ちて死んだ者については、棺の上からすり鉢を伏せてかぶせ、そのまま埋葬したという。すり鉢を蓋のように用いるのは、魔物がその亡骸に憑くのを防ぐためだと説明されている。台所の器を呪具に転じている点が目を引き、変死という異例の死を通常の死へ引き戻すための手当てとして行われていたことがわかる。
- 広まり方
- 1988年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 日々の生活』の人の一生の章、戸外での変死者の葬法の項に記録されている。
- 地域
- 長野県中川村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ