まくらをかえすまもの
枕を返す魔物
国内
未確認生物
- どんな話か
- 魔物の通り道にあたる家で寝ると、寝ている向きがひとりでに逆になっていたという話。
- 細部
- 伊台に伝わる話で、ある家の敷地は魔物の通る筋にあたると言われていた。真偽を確かめようと若い者が納屋に藁を敷いて横になったところ、朝には身体の向きが変わっている。東を枕にして寝れば西に、西を枕にすれば東にと、そのたびに反対を向いており、自分では動いた覚えがない。姿を見たという者はおらず、通り道であることの証しとして向きの入れ替わりだけが語られる。家の位置と方角をめぐる禁忌が、枕返しの形で表れた事例である。
- 広まり方
- 1974年の『あゆみ』に載る三好清敏と西崎伸承のふるさとの民話―松山市伊台の民話―に記録がある。
- 地域
- 愛媛県松山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ