まつかわのしおにひをのせるいましめ
松川の塩に火を載せる戒め
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 塩を持ち帰ると山犬や魔物が付いてくるため、午前中に買い、夜なら火を載せて入れという教え。
- 細部
- 塩の扱いをめぐる習俗として記録された言い伝え。塩を買って帰る道中には山犬あるいは魔物が付いてくるとされ、そのためできるだけ午前のうちに買い求めて帰れと戒められた。やむを得ず夜に持ち帰って家へ入れるときは、塩の上に火を載せた状態で敷居をまたげという。塩そのものが清めの品でありながら、運ぶ過程では魔を引き寄せる危うい荷物として扱われている点が興味深い。火を添えるという所作が、家の中へ何かを持ち込ませないための最後の関門になっている。
- 広まり方
- 1988年刊『長野県史 民俗編 南信地方 日々の生活』第5編食生活、調味料の塩の習俗の項に載る。
- 地域
- 長野県松川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ