きたきゅうしゅうしのせんしゅびのきんき
北九州市の船首尾の禁忌
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 船に乗るとき舳先やとも先の三尺以内には座ってはいけないとされ、そこには魔物が乗っているためだという禁忌。
- 細部
- 北九州市小倉北区の島で伝えられてきた漁業にまつわる禁忌である。船に乗り込むときには、船の最も前寄りの部分と最も後ろ寄りの部分、それぞれおよそ三尺の範囲に座ってはならないとされてきた。この決まりを破ってはいけない理由として、その狭い一角には目に見えない魔物が入り込んで乗っているからだと説明される。漁に出る前に必ず守るべき決まりごととして年配者から言い聞かせられ、乗船位置そのものに霊的な意味づけを与える禁忌として今に伝わっている。
- 広まり方
- 1988年刊行の『福岡県史』に収められた中村穣徳の報告「漁業の信仰」の禁忌の項に記録がある。
- 地域
- 福岡県北九州市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ