きかいちょうのなべろくまいでしりぞけるおおぐも
喜界町の鍋六枚で退ける大蜘蛛
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 山中で力自慢の頭を叩き割ってきた魔物に、鍋を六枚重ねてかぶった知恵者が立ち向かい、最後の一枚に救われて撃退すると正体は大蜘蛛だった。
- 細部
- 昔、山の中に魔物がひそんでおり、通りかかる力自慢の男たちの頭を次々と叩き割っていた。これに対してある知恵者は、鍋を六枚重ねてかぶるという工夫をして魔物に立ち向かい、頭を叩き合う勝負に挑んだ。五枚まで割られながらも、最後の一枚のおかげで知恵者は命を救われる。頭を割ることができなかった魔物は白い血を流しながら逃げ去っていったが、翌朝その跡をたどってみると、大きな蜘蛛が死んで倒れていたという。力比べではなく知恵によって魔物を退けた話として伝わっている。
- 広まり方
- 1937年の『はやと』に掲載された其道廣「鍋煤を塗る」に記録がある。
- 地域
- 鹿児島県喜界町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ