はやかわのまものとくちぶえきんき
早川の魔物と口笛禁忌
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 白根山続きの塩島では魔物が子どもをさらったため住まいを移したといい、朝の口笛も魔物を招くと戒められた。
- 細部
- 早川町奈良田の対岸にある塩島は、奈良田発祥の地とされる集落で、古くからの八軒の家系と、孝謙天皇に従ってきた人々の家系という二つの血筋からなるという。もとからの八軒はシマと呼ばれる場所にあったが、塩島は白根山と山続きになっており、そこから魔物が出てきては度々子どもをさらっていったため、八軒の人々は居平という場所へ移り住んだと伝わる。また、朝起きてすぐに口笛を吹くことは魔物を呼び寄せる行為とされ、してはいけない禁忌として語られている。
- 広まり方
- 1989年刊『甲斐路』掲載、長沢利明「山梨の孝謙天皇伝説」と、同年刊『雨畑の民俗―山梨県南巨摩郡早川町雨畑―』の林業の項に、それぞれ記録がある。
- 地域
- 山梨県早川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ