まめだぬき
豆狸
国内
未確認生物
- どんな話か
- 小柄ながら知恵の回る狸の妖怪。陰嚢を広げて座敷を出現させたり、それをかぶって化けたりすると語られる。
- 細部
- 犬ほどの大きさで、通常の狸よりも知恵が回り、人を化かす手口の巧みさが強調される。山陽や四国、近畿に伝承が集まり、地域によってはマメダとも呼ばれる。江戸時代の奇談集『絵本百物語』は、広げれば八畳にもなる陰嚢で座敷の幻を見せ、それをかぶって別人に化ける狸として描いている。山陽では三、四歳の子供ほどの大きさの老婆に化けた話があり、徳島では夜の山頂に火を灯して翌日の雨を知らせた。兵庫県灘の酒蔵では、悪戯をしながらも福を招く存在として扱われた。
- 広まり方
- 江戸期の奇談集や妖怪画で図像とともに紹介され、近代の民俗記事でも取り上げられた。
- 地域
- 西日本一帯
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ