まめだ
豆狸
国内
未確認生物
- どんな話か
- 大楠に棲む豆狸は子どもの履物を隠していたずらをし、近所の子どもたちの遊び相手になっていた。
- 細部
- 徳島市出来島本町の大きな楠の木には豆狸が棲んでいて、子どもが根元に履物を置いたまま木の周りを回ると、必ずその履物を隠してしまうといわれていた。隠される範囲はおよそ十間ほどで、草の間や土手の石垣の隙間などに挟み込まれているという。近所の子どもたちは退屈すると、わざと履物を隠されに行っては豆狸相手に遊んでいたそうである。明治五、六年ごろ、西の丸に初めて学校ができたばかりのころには、朝早く山のふもとを通りかかると、土手の下から豆狸が石を投げつけてくることもあったと伝えられている。
- 広まり方
- 『郷土趣味』1922年掲載の長尾楓窓「阿波物語(上)」に記録されている。
- 地域
- 徳島県徳島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ