まほう
魔法
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 西ノ島町の白滝山地蔵坊では住職とその弟子が魔法を修行した報いで大風が七年続き、寺は天文二年に廃された。
- 細部
- 西ノ島町の白滝山にあった地蔵坊という寺をめぐる話である。この寺を中興したとされる住持の良賢坊は、いずな(伊須那)の魔法を修行しており、その弟子にあたる覚文坊もまた同じ魔法の修行に励んでいたという。ところがこうした魔法の修行を行った報いなのか、寺の周辺では七年もの間大風が吹き荒れる事態が続き、ついには国主によって天文二年、すなわち西暦一五三三年に寺を廃されるという結末を迎えたと伝えられている。修行の力と災いとを結び付けて語る、いずな信仰にまつわる話のひとつである。
- 広まり方
- 1954年発行の『山陰民俗』に松浦康麿が「隠岐島前飯綱の記録」として報告した事例で、隠岐島前地域に伝わる飯綱・いずな信仰の記録の一部として紹介されている。
- 地域
- 島根県西ノ島町
- 年代
- 室町時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ