まだいんさーれは
マダイン・サーレハ
Mada'in Saleh / Hegra (Al-Hijr)
国外
場所・異界
- どんな話か
- コーランに登場する滅ぼされた民サムード族の地とされ、今も「呪われた土地」として地元で忌避されているサウジアラビアの古代遺跡群。
- 細部
- マダイン・サーレハ(「サーレハの町々」、遺跡名ヘグラ/アル=ヒジュル)は、岩を掘り抜いた100基以上のナバテア人の墓が残る遺跡群で、南方にあるヨルダンのペトラと同じナバテア文明の拠点だったとされる。伝承では、この地に住んでいたサムード族が預言者サーリフの警告を聞き入れず神の奇跡である雌ラクダを殺したことへの罰として地震と雷に見舞われ滅ぼされたとされ、この話はコーランにも言及がある。この「呪われた土地」という評判から、遺跡は観光地でありながら一晩過ごすことを避ける人もいると伝えられる。
- 広まり方
- サムード族滅亡の話はイスラム以前からアラビア半島の口承として伝わっていたとみられ、コーランに取り込まれたことでイスラム世界全体に広まった。2008年にサウジアラビア初のユネスコ世界遺産に登録されて以降は、観光関連の記事を通じてこの「呪われた土地」という評判も国外に紹介されるようになっている。
- 地域
- サウジアラビア北西部
- 年代
- 伝承は古代(サムード族)、遺跡はナバテア時代(紀元前後)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ