れいこんよせ
霊魂寄せ
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 奄美大島瀬戸内町では、体から抜け出て彷徨う生霊を巫女ユタが呼び戻す儀礼が行われ、死霊に取り込まれないようにするという。
- 細部
- 人の霊魂はマブリと呼ばれ、体を離れて出歩くことがあると信じられていた。マブリが彷徨っているのに気づいたら、集落のユタ(巫女)を呼んでマブリユスィという儀礼を行わせる。生きている人から離れた魂はイキマブリ(生霊)と称され、放っておくと死者の霊に引き寄せられて戻れなくなるおそれがあるため、儀礼によって体へ呼び戻す必要があるとされた。魂は簡単に体を離れる不安定なものであり、日常的に見守り呼び戻す対象だったことがうかがえる。
- 広まり方
- 1981年の『南島研究』に掲載された登山修「奄美大島瀬戸内町の民間信仰」に記録がある。
- 地域
- 鹿児島県瀬戸内町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ