うすきのそこぬけひしゃくのふなゆうれい
臼杵の底抜け柄杓の船幽霊
国内
未確認生物
- どんな話か
- 漁の最中に舵を取られたとき「柄杓を貸してくれ」と乞う幻が現れ、普通の柄杓を貸すと船に潮を汲み込まれるという。
- 細部
- 沖で舵の利きが急におかしくなったときは、海で命を落とした者の幻が近くにいる兆しだとされる。そこへ「柄杓を貸さんか」と声をかけられることがあり、うっかりふつうの柄杓を渡すと、その柄杓でみるみる潮を汲み込まれて船が沈められてしまうという。難を逃れるには、あらかじめ底を抜いておいた柄杓を渡すのが決まりで、これなら水を汲むことができず助かると伝えられている。
- 広まり方
- 1940年の『ひだびと』所収、瀬川清子「海の人々」(二)に記録がある。
- 地域
- 大分県臼杵市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ