ま
魔
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 火葬中の子供の亡骸を喰らった伯母は、正体不明の魔が入れ替わった者だとされ後に行方をくらませた。
- 細部
- 享保年間、西三河の山中村でのこと、亡くなった子供を火葬に付していたところ、その子の伯母にあたる女が炎の中から亡骸を取り出して喰らうという凄惨な出来事が起きた。話を聞きつけた村の者数十人が墓所へ駆けつけると、伯母はすさまじい形相に変じており、集まった人々の頭上を飛び越えるようにして、そのまま行方知れずとなってしまったという。この伯母はふだんから性根の凶悪な人物として知られていたため、村では本人ではなく何か魔性のものと入れ替わっていたのだろうと噂し合った。事の顛末を聞いた道心者がこの悪霊を弔ったと伝えられている。
- 広まり方
- 出典は『日本随筆大成第1期』1975年収録、西村白鳥『煙霞綺談』。
- 地域
- 愛知県岡崎市
- 年代
- 江戸時代(享保年間)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ