きゅうりかじ
胡瓜加持
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 薬師堂で祈祷してもらった胡瓜を家族で分けて食べ、残りを床下に埋めておくとあらゆる病に効くとされる。
- 細部
- 薬師堂に胡瓜を持参して加持の祈祷を受けると、その胡瓜には特別な力が宿るとされていた。祈祷を終えた胡瓜は家へ持ち帰り、家族全員で少しずつ切り分けて口にする習わしがあり、食べ切れなかった分については庭先や床下といった土の中に埋めるのが決まりであった。こうした一連の作法を経ることで、あらゆる病を遠ざける効き目が得られると信じられていたのである。夏野菜である胡瓜を媒介にして、薬師如来の力を家庭内に取り込もうとする信仰の形といえる。
- 広まり方
- 1939年の『旅と伝説』所収、田中勝雄「仏寺に縁りある伝説と俗信―丹波国船井郡に於ける―」に記録がある。
- 地域
- 京都府南丹市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ