きゅうびのきつね
九尾の狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 正体を見破られ岩と化した狐の破片と伝わる石で、家では毎月十七日に赤飯を供えるという。
- 細部
- 語りによれば、中国から渡って来た狐が美しい女に姿を変えて妃の座に就いたが、山鳩の尾羽を輪にして覗かれると獣の正体が露わになり、関東の那須の原へ逃げて岩になったという。近づく者も壊そうとする者も命を落とすため、ある僧が経を上げ、玄翁で細かく砕いて各地へ撒いた。その破片の一つが語り手の家に伝わっており、毎月十七日には赤飯が供えられる。もてあそぶな、庭石に転用するな、この石があれば家の災いを避けられる、と言い添えられている。
- 広まり方
- 1970年刊の『余呉村の民俗―滋賀県伊香郡余呉村―』所収、東洋大学民俗研究会による九 口承文芸の章に記録がある。
- 地域
- 滋賀県長浜市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ