きょうづかのまつ
経塚の松
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 輪島市門前町の薄野にある暮坂の経塚に生えていた松を切ると、切り口から血が流れ出たという。
- 細部
- 経塚とは経文や仏具などを埋めて塚を築いたものを指す言葉で、輪島市門前町薄野の暮坂にもそのような経塚があったと伝わる。この塚の上に生えていた松の木を、ある時何者かが伐採しようとしたところ、幹の切り口から血のようなものが流れ出したという。塚に宿るとされた霊験や祟りが、木を傷つける行為をきっかけに現れた例として語られており、経塚そのものを神聖視し、むやみに手を加えてはならないとする土地の意識をうかがわせる話である。
- 広まり方
- 1991年の『常民』所収、中央大学民俗研究会による石川県鳳至郡門前町の調査報告書に記録がある。
- 地域
- 石川県輪島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ