きょうぞうぼう
経蔵坊
国内
未確認生物
- どんな話か
- 鳥取久松城の山に棲む古狐が江戸まで二日で走る飛脚役を務めたが、播磨で狐わなにかかり落命したという伝説。
- 細部
- 久松城のふもとの山にひそんでいたこの古狐は、健脚の飛脚として重宝され、鳥取から江戸までをわずか二日で走り抜けたと語り継がれる。ところがある年、播磨国を通りかかった折、焼いた鼠のにおいに理性を奪われて仕掛けの罠へ飛びこみ、あえなく命を落としてしまう。長く城に仕えてきた家中の者たちはその死を悼み、小さな祠を建てて弔ったという。後年、この故事にちなんで作られた土産物の郷土玩具にも経蔵坊の名が付けられ、狐の姿をかたどった品として親しまれている。
- 広まり方
- 1935年の『旅と伝説』所収、板祐生「山陰の伝説玩具概見」に記録がある。
- 地域
- 鳥取県鳥取市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ