きょうもんをかいたいし
経文を書いた石
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 川の氾濫で堂宇が危うくなったため、方丈が毎朝経文を石に書いて千日にわたり川へ投げ込み流路を変えたという。
- 細部
- 川が出水のたびに北寄りへ流れを変え、寺の堂宇が押し流されそうな危機が続いていた。そこで寺の方丈は、毎朝欠かさず経文を石に書きつけては川へ投じるという行を始めた。この行を千日、実に3年もの間続けたところ、川はしだいに流れを南へと移していき、堂宇はようやく安泰になったという。人の祈りと行の積み重ねが自然の流れそのものを変えたとする、信仰の力を伝える話である。
- 広まり方
- 1936年の『旅と伝説』掲載、藤原貞次郎「花巻近郊の伝説」に記録がある。
- 地域
- 岩手県花巻市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ