くわずにょうぼう
食わず女房
国内
未確認生物
- どんな話か
- 飯を食べない嫁の正体を確かめると頭で食事をしており、見られたと知るや風呂桶で夫を山へさらおうとした話。
- 細部
- 嫁に来た女がまったく飯を食べないのを不審に思った夫が、ある夜こっそり物陰から様子をうかがっていると、女は頭の中に開いた口から飯を詰め込んでいた。見られていることに気づいた女は燃えさしの箸を投げつけて夫を脅す。その後、夫が風呂に入っている隙に女は風呂桶ごと頭に担ぎ上げ、山奥へと運び去ろうとした。夫は途中で木の枝につかまって逃げ出したが、女はそれに気づかぬまま仲間のもとへ運び続け、獲物を見せようとしたところでようやく夫がいないことに気づいたという。
- 広まり方
- 1962年の『芸能』所収、国学院大学説話研究会「四国の口承文芸―木頭村出原・和無田・蝉谷周辺(一)―」に記録がある。
- 地域
- 徳島県那賀町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ