くろしまねずみ
黒島鼠
国内
未確認生物
- どんな話か
- 光る海面へ網を打ったところ魚ではなく鼠が掛かり、以来この島は耕作を諦めたという。
- 細部
- 伊予国矢野保の内、黒島のかつらはざまに大工という網人がいた。魚の群れる場所は水面が光ると言われており、磯近くに強く光る一角を見つけた男はそこへ網を入れた。ところが引き上げてみると魚は一匹もなく、代わりに鼠が入っていた。陸へ上がった途端に鼠は散って逃げ、その後この島では鼠が増え続けて畑の作物を食い荒らすようになった。そのため島では作付けをしなくなったと伝わる。
- 広まり方
- 1975年刊の『日本随筆大成第二期』に収める菊岡沾凉『諸国里人談』に記録がある。
- 地域
- 愛媛県伊方町
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ