くろいかお
黒い顔
国内
未確認生物
- どんな話か
- 横島の絶壁の洞から黒い頭がのぞき、源十くうたと呼び続けた。以来その漁場を源十びたと呼ぶ。
- 細部
- 日振島に伝わる話である。横島の南側は切り立った絶壁になっており、源十という男がそのあたりで烏賊を釣っていた。すると崖の中ほどに開いた洞穴から、真っ黒な頭がにょろりと突き出て、源十くうた、源十くうた、と繰り返し呼ばわった。恐れをなした源十は釣りを打ち切って逃げ帰ったという。それ以来、人々はこの漁場を源十びたと呼ぶようになり、名とともに出来事が語り継がれている。
- 広まり方
- 1976年の『伊予の民俗』所収、鈴木泰助の妖怪―西海町による。
- 地域
- 愛媛県宇和島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ