くろひめさま
黒姫様
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 江戸時代、日間賀島のお姫屋敷にいた黒布で顔を覆う若い女性の頃、若者の失踪や漁船沈没が相次ぎ、島民は黒姫様と呼び恐れたという話。
- 細部
- 江戸時代のこと、日間賀島の西部には「お姫屋敷」と呼ばれる御殿造りの立派な屋敷があり、島の人々が近づくことは禁じられていたという。この屋敷は、藩主の家族や身分の高い藩士に関わる不義者を島流しにするための場所であった。いつの頃からか、この屋敷には首から上を黒い布ですっぽりと包んだ若い女性の姿があったと伝えられている。ちょうどその同じ時期、島の若者が行方知れずになったり、穏やかなはずの海で漁船が沈没したりする出来事が次々と起こった。島民たちはこれらの災いを「お姫屋敷」の出来事と結びつけて考え、この女性を「黒姫様」と呼んで恐れるようになったという。
- 広まり方
- 1998年の『みなみ』に掲載された南知多町誌編集委員会編「黒姫さま」に記録がある。
- 地域
- 愛知県南知多町
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ