くろぼう
黒坊
国内
未確認生物
- どんな話か
- 防波堤で相撲を挑んできた黒坊という子供の姿が仲間には見えず、応じた良一だけが長く熱を患ったという話。
- 細部
- 防波堤で友人らと遊んでいた良一という人物の前に、黒坊と呼ばれる子供の姿をした者が現れ、相撲を挑んできたという話が伝わる。得体の知れない気配を覚えた良一は一度は断って座り込んだが、なおも誘われて立ったり座ったりを繰り返した。奇妙なことに、居合わせた仲間たちにはその黒坊の姿がまったく見えていなかった。やがて良一の顔色が悪くなったため、仲間が体を引きずるようにして連れ帰ったものの、その後何十日も高熱にうなされ続けたと伝わる。話者はこれを河童の仕業ではないかと推測しており、同じ浜には「トビンコしよう」と呼びかけながら夜な夜な海へ飛び込む正体不明の子供の噂も残っているという。
- 広まり方
- 1922年の『民族と歴史』所収、谷苔六「河童の話」に記録がある。
- 地域
- 山口県防府市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ