くものばけ
蜘蛛の化け
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夜道で迷った男を美しい娘が案内すると誘い、正体を現した大蜘蛛に襲われるが通りかかった侍に助けられる昔話。
- 細部
- 八頭町に伝わる昔話で、夜の山道に迷い込んだ旅の男の前に、見知らぬ娘が姿を見せ、道案内をしてやろうと申し出る場面から始まる。誘われるまま後をついていくと、娘はきれいな品を進ぜようと言って手毬に似た丸いものを差し出した。何気なく受け取ったところ、それが手のひらに張り付いて離れなくなり、振り払おうともがくうちに両手も両足もべったりと絡め取られてしまう。そこで娘は正体を現し、巨大な蜘蛛の姿となって男に襲いかかってきた。絶体絶命のところへちょうど一人の侍が通りかかり、抜き放った刀で蜘蛛を斬り捨てたことで、男はようやく命拾いをしたという。
- 広まり方
- 『伝承文学研究』1981年掲載の宮岡洋子「鳥取・中山町の昔話(二)」に記録が残る。
- 地域
- 鳥取県八頭町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ